淋病ってこんな病気
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POINT 1若年層の感染者が多い一般的な性感染症です。
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POINT 2特に女性の場合は症状が出ないことが多く、知らないうちに感染が広がることがあります。
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POINT 3症状に気づきにくく、潜伏期間はおよそ数日〜1週間程度です。
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POINT 4オーラルセックスなどにより、性器→のど、のど→性器へ感染する場合があります。
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POINT 5主に性行為によって感染が広がりますが、母子感染することもあります。
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POINT 6不妊症のリスクを高める原因の一つです。
淋病(淋菌感染症)は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)によって引き起こされる性感染症で、クラミジアとともに最も多い性感染症の一つです。
この病気は主に性行為を通じて感染し、男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎を引き起こすことが知られています。また、咽頭、肛門への感染も報告されています。
淋菌は感染力が強く、感染者との性行為においては約30%の確率で感染すると言われています。特に若年層の感染率が高いとされています。感染部位は男性では尿道や肛門、女性では腟、また男女共通として咽頭があり、潜伏期は数日〜1週間程度です。
感染しても症状が出ないことも多く、知らず知らずのうちにパートナーに感染させたり、特に女性では症状がないままに重症化し、不妊症の原因となることがあります。妊婦が感染している場合は、母子感染のリスクがあります。
淋病の治療には抗生物質を用いますが、薬剤耐性を持つ淋菌の増加が、近年問題となっています。
淋病は他の性感染症、例えば梅毒やHIV感染症に感染しやすくなるリスクもあるため、注意が必要です。
この病気は主に性行為を通じて感染し、男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎を引き起こすことが知られています。また、咽頭、肛門への感染も報告されています。
淋菌は感染力が強く、感染者との性行為においては約30%の確率で感染すると言われています。特に若年層の感染率が高いとされています。感染部位は男性では尿道や肛門、女性では腟、また男女共通として咽頭があり、潜伏期は数日〜1週間程度です。
感染しても症状が出ないことも多く、知らず知らずのうちにパートナーに感染させたり、特に女性では症状がないままに重症化し、不妊症の原因となることがあります。妊婦が感染している場合は、母子感染のリスクがあります。
淋病の治療には抗生物質を用いますが、薬剤耐性を持つ淋菌の増加が、近年問題となっています。
淋病は他の性感染症、例えば梅毒やHIV感染症に感染しやすくなるリスクもあるため、注意が必要です。
こんな時は、
ぜひ検査してください
1パートナーが淋菌陽性だった。または避妊具を使わない性行為や、避妊具に損傷があったとき
淋病は非常に感染力が強い感染症です。陽性者のパートナーと性行為をした場合、1回の性行為で淋菌が感染する確率は30%程度といわれています。
2淋病の症状が疑われるとき
以下のような症状がある場合は淋病の可能性があります。
男性
- 排尿時の激しい痛み
- 尿道のかゆみ
- 尿道から白黄色や緑色の膿がでる
女性
- おりものの変化
- 排尿時の痛み
- 不正出血
- 性行為のときの痛み
- 腟部のかゆみや腫れ
また、淋菌は、性器のほかに、オーラルセックスなどにより、のどへ感染する場合があります。のどの感染の場合、性器のほかにのどの検査も必要です。
3妊娠を望むときに
淋菌は、感染初期は無症状ですが、治療をせずに放置しておくと、子宮や卵巣の機能に悪影響がでて、不妊の原因となる場合があります。
けんさの窓口
淋菌検査対応キット
淋菌検査対応キット
けんさの窓口の
淋菌検査について
淋菌検査について
けんさの窓口の淋菌検査は、クラミジアとの同時検査が可能なTRC法を実施しています。TRC法は、淋菌やクラミジアなどの病原体の遺伝子(DNAやRNA)を増幅させて検査するため、ごく少量でも見つけられる非常に感度の高い検査法です。自覚症状の乏しい感染初期でも検査することができます。
検査内容
淋菌が存在しているかどうかを調べます。
※本製品では、のどへの感染は検査できません。
検査するタイミング
感染の機会の翌日から検査できます。検査する検体
男性器への感染:尿女性器への感染:腟分泌物
検査結果の解釈
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淋菌が検出されました。
現在感染している可能性が高いといえます。 -
淋菌が検出されませんでした。
感染している可能性が低いといえます。
※本サービスは、登録衛生検査所による受託検査サービスです。検査結果報告書は医師の診断書ではありません。
※本サービスによる検査結果は測定値であり、診断結果ではありません。
淋病の予防法
淋病は性感染症の一つであり、性行為によって感染するリスクがあります。きちんと治療を受ければ再発は防げますが、再感染のリスクは残ります。このため、淋病の予防には以下のポイントが重要です。
1避妊具の使用
性行為の際には、コンドームを正しく使用することが重要です。これにより、淋病を含む多くの性感染症から身を守ることができます。通常の性行為の他に、オーラルセックスなどの際にもコンドームを使用してください。
2不特定多数との性行為をしない
不特定多数との性行為は、感染リスクを上げるとともに、感染が見つかった場合にどこまで感染が広がっているのかを把握することが難しくなります。
3体調不良時の性行為を避ける
微熱やのどの違和感などの症状がある場合は、性行為を避けることが重要です。
4定期的な検査
自分自身やパートナーが淋菌に感染していないか定期的に検査を受けることが重要です。特に新しいパートナーとの性行為を始める前には、お互いに検査を受け、感染していないことを確認することをおすすめします。
5自分とパートナーの治療
淋菌に感染した場合は、医師の指示に従って治療を完了してください。また、パートナーにも検査と治療を受けるように勧め、両方が治療を受けることで「ピンポン感染」を防ぐことができます。
よくあるご質問
- 感染が心配な性行為から、何日以降で検査できますか?
- けんさの窓口では、ごく少量の淋菌でも見つけられる非常に感度の高いTRC法による検査を実施しています。このため、感染機会の翌日から検査できます。
- 検査結果が陽性でしたが、ほとんど症状が出ていません。このまま自然に治りますか?
- 一般的に淋病は自然治癒しないため、必ず医療機関での治療が必要です。治療を受けずに放置していると、女性では感染が子宮、卵管へと広がり、骨盤内炎症疾患(PID)を引き起こす場合があります。これは慢性的な痛みや不妊症の原因となることがあります。また、男性の場合は精巣上体炎や前立腺炎の原因となることがあります。
- どのくらいの確率で淋菌に感染しますか?
- 淋菌に感染しているパートナーと性行為を行った場合、およそ30%以上の確率で感染すると言われています。
- 過去に淋病になり、治癒しました。今後は感染しませんか?
- 一般的に、淋菌やクラミジアに対しては免疫が作られません。このため、過去に淋病になり、抗生剤による治療で完治した場合でも、また淋病になることがあります。このため、自分とパートナーのどちらかの感染が発覚した場合、もう一方も検査を行い、必要に応じて治療を受けることが重要です。どちらか一方だけしか治療しなかった場合、いつまでもお互いに感染させあってしまう、ピンポン感染と言われる状態になる場合があります。
- 検査結果が陽性(+)でした。どうしたらいいですか?
- お近くの医療機関を受診することをお勧めいたします。一般的に性感染症の治療を行っているのは、性感染症内科、泌尿器科、婦人科などになります。どこの病院に行けばいいかわからない場合、けんさの窓口についてくる、東京海上日動のメディカルアシストをご活用ください。24時間お電話で受けられる医療相談サービスです。提携ドクターによる検査結果の相談、お近くの病院のご紹介などを受けることができます。
- 参考文献
- 標準微生物学 第13版 中込 治 監修 医学書院
- 臨床検査法提要 改訂第34版 金井 正光 監修 金原出版株式会社
- 淋菌感染症とは 国立感染症研究所
性感染症検査について