HIVってこんな病気
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POINT 1HIV/エイズは世界中で増え続けています。日本でも性的接触による感染者が、女性では20代、男性では20代から50代を中心に広がってきており、1日に4人が新たに感染していると言われています。
厚生労働省エイズ動向委員会に報告された日本国内のエイズ発生動向。新規HIV感染者(無症候性キャリア)及び新規エイズ患者(いきなりエイズ患者)報告数の累計報告数の推移
(AIDS(後天性免疫不全症候群)とは (niid.go.jp)) -
POINT 2HIVの感染力は弱く、性行為以外の社会生活のなかでうつることはまれです。HIVは主に3つの経路で感染します。
①性行為による感染
②血液を介しての感染
③母親から赤ちゃんへの母子感染 -
POINT 3日本では感染経路のほとんどが性行為となっています。
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POINT 4あらゆる性行為(セックス・アナルセックス・オーラルセックス)に感染のリスクがあります。
HIVは性行為による感染が最も多く、特に血液・精液・腟分泌物に多く含まれています。感染者の血液、精液、腟分泌物から、性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を介して感染します。
HIVは性行為による感染、血液を介しての感染、母子感染の3つの感染経路でしか感染しないと言われており、むやみに怖がることはありませんが、感染しやすい行為をすれば、だれでも知らないうちに感染する可能性があり、他人ごとではない“自分の問題”と考えることが大切です。
HIVはエイズウイルスのことであり、正式には”ヒト免疫不全ウイルス“と呼ばれます。感染すると、からだを病気から守っている免疫のしくみを破壊し、免疫力を低下させるウイルスです。感染して気づかずに放っておくと免疫力がだんだん弱くなり、健康な人では問題のない細菌やウイルスによって引き起こされる様々な感染症にかかるようになってしまいます。
免疫力が低下することで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が定められており、これらの疾患を発症した時点でエイズ発症と診断されます。
HIVは性行為による感染、血液を介しての感染、母子感染の3つの感染経路でしか感染しないと言われており、むやみに怖がることはありませんが、感染しやすい行為をすれば、だれでも知らないうちに感染する可能性があり、他人ごとではない“自分の問題”と考えることが大切です。
HIVはエイズウイルスのことであり、正式には”ヒト免疫不全ウイルス“と呼ばれます。感染すると、からだを病気から守っている免疫のしくみを破壊し、免疫力を低下させるウイルスです。感染して気づかずに放っておくと免疫力がだんだん弱くなり、健康な人では問題のない細菌やウイルスによって引き起こされる様々な感染症にかかるようになってしまいます。
免疫力が低下することで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が定められており、これらの疾患を発症した時点でエイズ発症と診断されます。
こんな時は、
ぜひ検査してください
1パートナーがHIV陽性だったとき
2コンドームを使わない性行為や、コンドームに損傷があったとき
3多くのパートナーとの性的な接触があったとき
4新しいパートナーとの関係の始まり
HIVは誰でもうつる可能性があり、新しいパートナーが感染してないとは言い切れるものではありません。決して他人ごとではないのです。
5共有の注射器や針を使用した
6妊娠前、または妊娠中の方
HIVは母子感染します。検査を受けることで母子感染のリスクを軽減できます。
7思い当たる性的接触があり、インフルエンザに似た症状がでたとき
けんさの窓口
HIV検査対応キット
HIV検査対応キット
けんさの窓口の
HIV検査について
HIV検査について
けんさの窓口のHIV検査は、第4世代と呼ばれる検査方法です。この検査方法は、HIV感染を検出するための最新のスクリーニング検査技術の一つです。第4世代検査は、抗HIV抗体だけではなく、ウイルス由来の“p24抗原”も同時に検出することができ、感染後早期から検出が可能になります。
検査内容
- 抗HIV抗体(HIVに対抗するためにからだが作り出すタンパク質)
- p24抗原(HIV由来のタンパク質)を調べます。
検査するタイミング
感染の機会の1か月後から検査できます。検査する検体
血液検査結果の解釈
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現在感染している可能性が
高いと考えられます。 -
現在感染している可能性が
低いと考えられます。
※本サービスは、登録衛生検査所による受託検査サービスです。検査結果報告書は医師の診断書ではありません。
※本サービスによる検査結果は測定値であり、診断結果ではありません。
HIVの予防法
HIVの予防については、感染経路を断つことが重要です。
1性行為による感染予防
避妊具を正しく使う。
不特定多数や見知らぬ人とは性行為を行わない。
今は特定の相手だけでも、過去に他の人と性的接触があれば、過去のパートナーからの感染の可能性があります。ふたりとも感染がないことを確かめておくことが大事です。
不特定多数や見知らぬ人とは性行為を行わない。
今は特定の相手だけでも、過去に他の人と性的接触があれば、過去のパートナーからの感染の可能性があります。ふたりとも感染がないことを確かめておくことが大事です。
2血液を介しての感染予防
カミソリ・ハブラシ・ピアスの共有、注射器の回し打ちをしない。
3母親から赤ちゃんへの母子感染予防
早期に感染の有無を確認する(出産前後の適切な医療により、子供への感染を低下させることができます)。
よくあるご質問
- 感染が心配な性的接触から、何日以降で検査できますか?
- スクリーニング検査は感染の可能性のある機会の1か月後から検査することができますが、結果が陰性と出てもその結果を最終的に確認するためには、感染の機会から3か月以上たってからの再受検が必要となります。
- ピルを飲んでいればHIVに感染しませんか?
- ピルは避妊目的の薬であり、HIV感染を防ぐものではありません。HIV感染を防ぐには、性的な接触を避けるか、感染経路を断つために正しくコンドームを使用して下さい。
- キスで感染する可能性はありますか?
- 相手の口の中に出血がないかぎり、キスによる感染の可能性は低いです。
- コンドームは100%安全でしょうか?
- 適切に使用すると、コンドームはほぼ100%安全だと言われています。ただし、性行為の初めから終わりまでつけ続けることが必要です。同時にコンドームの破損にも気をつけて下さい。コンドームの使用は、梅毒やクラミジアなどの性感染症の予防にも役立ちます。
- クラミジアにかかっていると、HIVに感染しやすくなると聞きました。本当でしょうか?
- 本当です。性感染症はクラミジアだけではなく、梅毒や淋病などが含まれ、これらに感染すると性器の粘膜が傷つき、HIV感染のリスクが高まります。このようなリスクのある性的接触があった場合、セットで性感染症の検査を受けることをお勧めします。
- HIVはエイズと診断されていない感染者からもうつりますか?
- HIVは、HIV感染者の血液・精液などに含まれおり、これが直接からだの中に入れば感染する可能性があります。
- 感染者が使用した洋式トイレの便座に座っても感染しませんか?
- HIVは感染力が低く、性行為以外の日常生活での感染リスクは非常に低いです。トイレの便座だけでなく、お風呂やプール、つり革、手すりなどからも感染する可能性はほとんどありません。
- 他のヒトが使用したカミソリなどを使うとHIVに感染しますか?
- カミソリなどに血液が付着していなければ心配ありませんが、いろいろな感染を防ぐためにカミソリ、ハブラシ、タオルなどの血液が付きやすい日用品は共有しないようにしましょう。
- ネコもエイズになると聞きました。ネコからヒトにうつることはありますか?
- ネコのエイズを引き起こすのはFIV(ネコ免疫不全ウイルス)とよばれるウイルスです。ヒトのエイズと似た症状を引き起こしますが、ネコ特有の病気でヒトへの感染はありません。
- 感染したヒトを刺した蚊に刺されても感染しますか?
- HIVは蚊の体内で急速に感染力を失います。また、前のヒトの血液が次のヒトに注入される可能性がないため、蚊による感染はありません。
- 参考文献
- 標準微生物学 第13版 中込 治 監修 医学書院
- 臨床検査法提要 改訂第34版 金井 正光 監修 金原出版株式会社
- AIDS(後天性免疫不全症候群)とは 国立感染症研究所
性感染症検査について