肺がんってこんな病気
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POINT 1原因の70%は喫煙で、その他に、受動喫煙、アスベストの吸引、食生活、放射線などが挙げられます。
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POINT 2初期は症状に気付きにくく、進行すると咳や痰、血痰、胸の痛みや動悸などの症状が表れます。
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POINT 3肺の中の他の部位やリンパ節、骨、脳、肝臓、副腎などに転移しやすい病気です。
肺がんは、気管支や肺胞の細胞が何らかの原因によってがん化したものです。日本では、がん患者数が第一位の大腸がんの次に多く、死亡数はあらゆるがんの中でトップを維持しています。主な原因は喫煙です。他にも、受動喫煙、アスベストの吸引、食生活、放射線などが原因として挙げられます。また、女性は喫煙していない場合であっても、腺がんという組織型の肺がんにかかることが多いといわれています。原因としては、エストロゲンという女性ホルモンが考えられ、閉経などによってエストロゲン濃度が変化することで肺腺がんのリスクが高くなるという研究結果が報告されています。
肺がんの症状としては、咳や痰、痰に血が混じる、発熱、胸痛、息苦しさや動悸などがあります。これらの症状は他の呼吸器系の病気にもみられるため、肺がん特有の症状はないといえます。早期では無症状である場合が多く、症状が無いから肺がんではないと判断するのは危険です。肺がんは進行すると、肺の他の部位に転移したり、リンパ節や肝臓、副腎、脳や骨にも広がってしまいます
肺がんの症状としては、咳や痰、痰に血が混じる、発熱、胸痛、息苦しさや動悸などがあります。これらの症状は他の呼吸器系の病気にもみられるため、肺がん特有の症状はないといえます。早期では無症状である場合が多く、症状が無いから肺がんではないと判断するのは危険です。肺がんは進行すると、肺の他の部位に転移したり、リンパ節や肝臓、副腎、脳や骨にも広がってしまいます

肺がんが転移しやすい場所
こんな時は、
ぜひ検査してください
1普段からたばこを吸っている
2咳や痰が出る
3痰に血が混じる
4息苦しさや動悸、胸痛がある
5発熱がある
症状がない場合でも、早期のうちに検査を受けて発見することが重要です。
けんさの窓口
肺がん検査対応キット
肺がん検査対応キット
けんさの窓口の
肺がん検査について
肺がん検査について
けんさの窓口の肺がん検査は、喀痰の細胞検査を実施しています。肺がんの場合、痰の中にがん細胞が含まれる場合があります。
検査内容
喀痰内の細胞を採取し顕微鏡で観察します。

検査するタイミング
症状の出現、リスク要因や年齢等、気になると感じたらすぐに検査ができます。
検査する検体
喀痰肺がんの予防法
日本人を対象にした研究によると、肺がんの予防に効果的な方法は、喫煙をしないこと、喫煙しない人はたばこの煙を避けること、アルコール摂取を控えめにし、バランスの取れた食事を取ること、運動をすること、適切な体型を維持することとされています。
1喫煙
喫煙をしない。他人のたばこの煙を避ける。
2アルコール摂取
節度のある飲酒をする。
例)日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならグラス2杯程度とされています。
例)日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならグラス2杯程度とされています。
3食生活
塩分の過剰摂取に気を付け、バランスの良い食事を取る。飲食物を熱い状態で取らないように気を付ける。
4体型維持
適度な運動を心掛け、適性なBMI値の範囲内になるように体重を管理する。
中高年男性BMI値:21~27
中高年女性BMI値:21~25
中高年男性BMI値:21~27
中高年女性BMI値:21~25
※BMI値 = 体重(kg)÷{身長(m)×身長(m) }
5ヘリコバクター・ピロリ菌感染予防
ピロリ菌感染の有無を確認し、感染の疑いがあれば適切な措置を検討する。

よくあるご質問
- 肺がんは遺伝しますか?
- 肺がんの家族歴がある人は、肺がんにかかりやすくなる可能性があります。研究では、肺がんの家族歴がある人は、家族歴なしの人に比べて2倍ほど肺がんにかかるリスクが高くなることがわかっています。理由は解明されていませんが、遺伝的要因の他に、環境要因も考えられます。例えば、家族の誰かが喫煙していると、他の家族もたばこの煙を吸ってしまい(受動喫煙)、肺がんにかかりやすくなると考えられます。
- たばこを吸っていなくても肺がんになることはありますか?
- あります。特に肺腺がんは喫煙をしていない人でもかかることがあります。女性の肺がん患者は非喫煙者であることが多く、原因としては女性ホルモンの影響などが考えられます。他にも、アスベストの長期的な暴露、PM2.5等による大気汚染などが原因と考えられます。
- 検査結果が「異常細胞あり」でした。どうしたらいいですか?
- お近くの医療機関を受診することをお勧めいたします。一般的に肺がんの治療を行っているのは、呼吸器科のある専門医療機関などになります。どこの病院に行けばいいかわからない場合、けんさの窓口についてくる、東京海上日動のメディカルアシストをご活用ください。24時間お電話で受けられる医療相談サービスです。提携ドクターによる検査結果の相談、お近くの病院のご紹介などを受けることができます。
- 参考文献
- がん情報サービス
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